『風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?』

(編集中)


本作はWシリーズの3巻目である。
『Wシリーズ』(W series)は、講談社タイガより発行されている森博嗣の小説シリーズである。


第3巻『風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?』
英語タイトルで使われる”Qinghai”は”青海”の中国語読みである。
場所としてチベット・ナクチュの北の方が該当するので、中国語の読みがあてられたのだと考えられる。

聖地。
チベット・ナクチュ特区にある神殿の地下、長い眠りについていた資料(スペサミン)の収められた遺跡は、まさに人類の聖地だった。
ハギリはヴォッシュらと、調査のためその峻厳(しゅんげん)な地を再訪する。


ウォーカロン・メーカHIXの研究員に招かれた帰り、トラブルに足止めされたハギリは、聖地以外の遺跡の存在を知らされる。


小さな気づきがもたらす未来。
知性が救い上げる奇跡の物語。

2016年6月20日 第一刷発行